2012年1月5日木曜日

ヒーローの話


こんにちは。

先日、ようやく、
自衛隊にいる友人に話を聞くことができました。



あんまり言わないで~と言われましたが、書きます。
僕はこのブログに書いた方が良いと思うので。 













その友人は、茨城県の中学校、高校を経て、
関東にある自衛隊の某部隊に所属しています。


茨城県を離れた部隊に入隊し3年、震災が起きました。










当然、
友人が所属する部隊にも被災地への
出動命令が出るワケですが、 その派遣先は、


茨城県でした。







年に数回しか返ってこれない故郷に、
このような形で帰ってくるとは思っていなかったでしょう。





県内幅広く、水や食料の配給などを行い、

津波の被害があった場所ではがれき撤去などの
作業を、懸命に行ったらしいです。


住民の方の話を聞きながら、
指定された場所に行き、
黙々と作業をしたらしいです。

津波の被害にあった場所の中には、
高校時代に遊んだ場所や、海、
思わず涙が出そうになるほどの
非日常との対面でした。




















それで、復旧作業をする中、


前、ディズニーの事をブログに書いたときも
書いた気がするけど、

TVで見るような、
何もかも良く終わっているというか、
単に良い話でまとまっているだけじゃない。



もっと言えば、いろんな人がいるこの世の中、
みんながみんな、『ありがとう』ではなかったという事だと思う。





自衛隊が嫌いな人もいるし、
無理なお願いをしてくる人もいた。


このブログには書けないけれど、
単純に、『キツイ』では済まされない作業だったと、
話をしていて思った。









それで、僕は気になって、

『なんで嫌にならなかったの?』と聞いてみた。






すると、友人は急にキリッとした表情で、
少し考えてから、言った。


『本能的に動いてたから』。






さらに続けて、

俺は人に評価してほしくて動いてたんじゃなくて、
本能的にひたすらやっていた気がする。茨城は俺の地元だしね。』







同い年の友人のこの言葉に、
人間としての凄さと温かさを感じた。


たぶん、彼だけでなく、みんなそうだったと思う。






彼らが強いのは体だけじゃない。
メンタルもすごく強いんだ。







助けてくれて、ありがとう。

TVの向こう側じゃなくても、
ヒーローはちゃんといる。


彼らはこれからも、
たくさん頼りになるみんなのヒーローだと、僕は思った。


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