2011年12月19日月曜日

おばあちゃん強し。


はじめまして。

大学の講義中、何気なく地震の時の話をしてたら、
嫌なエピソード、ツライエピソードもあるけれど、
温かいエピソードも多いことに気が付きました。


地震は嫌な思い出だけど、
普段見れない非日常の光景は、
悪いものばっかりではなかったハズ。


そんなに冷たい人ばっかりの場所じゃないハズ。


いろんな良い話を聞いて、
自分たちだけにとどめないで、発信したい!


そんな仲間を集めて、作ったこのブログ。
これから力の限り更新するんで、
ぜひ見ていただきたいです。
よろしくお願いします。

エピソードをお持ちの方、教えてほしいです。
よろしくお願いします。










さて、今月の11日で震災から9か月が経過しました。
僕が住んでいる近所は高齢の方が多いこともあり、
いまだに節目の時には手を合わす方もいます。

こんな光景もしばらくは続くのかな。


つい先日、
顔見知りのおばちゃんとそんな話で
盛り上がりました。(回覧板まわしついで)




その時、このブログの趣旨を説明して、

なんかないですかー?
聞かせてくださいよー。

って話をしたら、
即答で話し始まって。

その話を聞いて俺が感動してしまい。。。
感動というか、ハーッっとなった(笑)


なんか嬉しかったというか、
安心したというか。
なんで、一発目のエピソードとして
今日書こうと思います。

ハーッっとなる話。










僕が話したおばちゃんの母親、
つまりおばあちゃんは、
御年80歳。

このおばちゃんは足が不自由だから、
3.11当時、大きな余震に備えて
近所の中学校へ避難したらしい。



大人でも震え上がる大きい余震の恐怖に、
子供たちは号泣しっぱなし。

そんな中、このおばあちゃんだけは、
凛として、『大丈夫』と繰り返していたそうなんだ。
一瞬のスキもないぐらい、気合いに満ちた表情で。



あとになって、一緒に避難してたひ孫が、

『なんでばあちゃんは怖くなかったの?』

って聞いたら、




ばぁちゃん、深イイこと言った。↓↓

『別に爆弾が落ちてくるわけじゃねーから、なんてことないな』。













おばあちゃんは中学の時に戦争を経験してて、
戦闘機が頭上を飛び回っていつ爆弾を落とされるか
分からなかった66年前の記憶を根拠に、
この精神力を保っていた。



このおばあちゃんだけじゃなく、
3.11の状況下、気力が充実してたのは、
精神力に長けた高齢の方が多かったらしい。





世の中、
力や体力だけではどうにもならないことがたくさんあるけど、
この時ほど、『若者』と『高齢者』との融合を感じたことはないですね。


昔の人は強いというが、
強いのは力や体力じゃなくて、精神力。技術。



これは俺達が一生かけても、勝てんなと。

知恵は、上から下に、
ひたすらに伝えていくべきだと思う。


そんなことを、これを書きながら思ふ。


ありがとうございました。

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