2011年12月22日木曜日

避難所の話

こんにちわー。


当ブログで書いているエピソードは、
ネットでも募集をかけていますが、
それ以前に、


身の周りの人に、
大学の友達とかバイト先の先輩とか近所の人とか、


『なんかないですかー?』


ってちょっと聞くだけで、




…かなり出てくる。
当然のように。


やっぱ日本って温かい国だわ。日本人でよかった。
政治がどうこうあるかもしれないけど?、
個人個人の人間性はまだまだ温かい。なんか素敵だと思います。














そんな感じで、『避難所の話』。
もぉこのブログを書いてる中で、カッコイイタイトルをつける必要はないと思ってるので、
そのまんまになっちゃうんですけど。。。





ある中学校(避難所)に避難していた友人が、
体育館の中で、家族と合流するまでの間、
たくさん聞こえてきた言葉があったそうです。


それが、『なんかやることありますか』『手伝うことありますか』



だったらしい。








たぶん避難所になった中学校の先生たちは、
ほとんど休まずに働きっぱなしだったんだと思う。

それをサポートする人たちのなかに、驚きの光景があった。
驚きっていうと、なんか変っつーか、失礼なんだろうけど。






















『なんかやることあったら言って。外にいっから』。

って先生たちに声をかけたのは、





ダルッダルの制服に金髪の長髪を揺らせた兄ちゃん達だった。

後から分かった話だと、この中学校を卒業した高校生だったらしい。






友達も言ってたけど、
お世辞にも、真面目で誠実!とは言えない見かけの兄ちゃんたちだったと思う。
でも、制服のポケットからタバコ落としながら(笑)、
イスとか机とか水とか、たくさん運んで働いてくれていた。




見かけはどうであれ、やっぱりこいつらも心は温かくて、優しいんだなと思う。

っつーか、いつのまにか、見かけだけで先入観を持つダサイ大人になってんだなと、
自分が恥ずかしくなった。地震がなかったらこんなこと思わなかったかも知れないな。














僕の友達はその後、
1人の兄ちゃんが落としたセブンスターを拾って、

『ヤニ落としてたぞ』って言って渡したら、




『あっ、すいません!ありがとうございました!!』

って、普通の高校生よりもシッカリした口調でお礼を言われたらしい。
タバコは良くないけど、そんなことはどうでもよくなったと言ってた。







全ては中身。
きっと、ダルそーな奴とか、派手な見た目の奴ほど、
心の奥には、外に出せないで留めている温かさを持ってるのかなと思う。

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